家づくりについて調べていると、
県外の設計事務所に出会うこともあると思います。
SNSやウェブの普及で、距離を超えて、
建築家や設計事務所の情報も選べるようになりました。
しかし同時に、
「遠方に依頼して大丈夫なのか」
という不安を持っている方も多いのではないでしょうか?

・打合せはどう進むのか。
・現場は見てもらえるのか。
・施工会社との連携はどうするのか。
・コストは増えるのか。
このような疑問は、とても自然なものでしょう。
客観的に教えてくれる情報は多くありません。
そして、工務店では、遠方案件は基本的に成立しません。
違いは、どこにあるのか?

そこで本記事では、
「設計事務所の遠方案件は成立するのか?」
という視点から
“建築家が全国対応できる理由”について解説します。
具体的には、
・遠方依頼が増えている背景
・遠方案件が成立する実務の仕組み
・成功させるためのポイント
といった論点を整理していきます。

結論からいえば、
遠方案件は十分に成立します。
・設計と施工が分離している建築の仕組み
・オンライン環境の整備など
これらのおかげで、昨今では、
さらに成立しやすくなりました。
本記事が、
「遠方の建築家に頼みたい」
という方にとって、よき判断の材料となれば幸いです。
愛知県・名古屋市の設計事務所・建築家としての
考え方や取り組みは、こちらにまとめています。
▶ トップページ:Tabi タビ|愛知県名古屋市の設計事務所

■業界全体で“遠方依頼”は増えている
近年、家づくりの判断軸が変わってきています。
“場所や距離”より
“誰に頼むか”が重視されるようになっているのです。
その理由のひとつは、
住まいの完成度は、
思想・技術力・提案力によって大きく変わるため。

例えば
・生活動線・収納計画
・光と風の扱い・素材の選択
・中庭やテラスなど外部空間の使い方
これらは地域というよりも、
建築家(設計士)の視点・解像度によって、
結果が大きく変わるものです。
またSNSの影響も大きく、
全国の施工例を簡単に見ることができます。
選択肢は、地元に閉じてはいないのです。

■遠方でも成立する理由①
では、
なぜ、建築家・設計事務所の場合は、
遠方案件でも成立するのでしょうか?
工務店では、遠方案件は基本的に成立しません。
違いは、どこにあるのでしょうか?

実は、
設計事務所・建築家の場合は、
“設計と施工が分離しています”
“設計”と“施工”を分けて、
設計は設計事務所・建築家に、施工は施工会社に、
別々の会社に発注する。
この独自の仕組みが、
工務店・ハウスメーカーと根本的に違います。
だからこそ、
設計事務所・建築家の場合は、遠方案件でも成立する。
設計と施工の役割が明確であり、もともと、
遠方であっても、機能が損なわれにくいのです。

建築家の仕事は、
・図面と情報の整理
・意匠と機能の調整
・素材や納まりの決定
・生活の粒度まで含む計画
・監理での整合チェック など
このような領域です。
これらは、
距離ではなく、“判断の質”によって成立するものです。

■遠方でも成立する理由②
もう一つ、成立するための大きな要因があります。
それが、
オンラインによる打合せと情報共有の発展。
遠方案件に関わらず、
オンラインでのコミュニケーションは、
家づくりのやりとりを劇的に変えました。

以前は、打合せの度に移動が必要でした。
現在は、画面や資料でイメージを共有できます。
3D、写真、動画を活用することで、
判断もスムーズになります。
土地や現場の情報、地盤の状況でさえ、
遠隔で取得できることも多いものです。

■遠方依頼のデメリットと注意点
もちろん、遠方依頼のデメリットもあります。
・移動費が発生する場合があること。
・工務店との連携に時間を使うケースがあること。
・設計事務所・建築家に遠方案件のノウハウがない。
主なデメリットは、この2つです。

しかし、これらは事前に確認できます。
むしろ、家づくりで大きな失敗の原因となるのは、
・“思想の不一致”
・“計画の精度不足”
この2つの影響が大きいです。
距離より、
“設計の質”の方が暮らしやすさを左右します。

■成功させるためのポイント
では、遠方依頼を成功させるためには、
どうしたらよいのでしょうか?
遠方案件を成功させるには、
いくつかの条件・ポイントがあります。
・全国対応の設計事務所を選ぶ
・遠方案件のノウハウのある建築家を選ぶ
・価値観が合う担当者を選ぶ
・役割、判断を整理する
・遠方でも現場に頻繁に足を運ぶ建築家を選ぶ
これらは地元で依頼する場合でも、
本質は同じです。
遠方だから特別というより、
家づくりの“あるべき姿”に近いとも言えます。

■まとめ|設計事務所の遠方案件・建築家の全国対応は“成立する”
結論として、
設計事務所の遠方案件・建築家の全国対応は、
十二分に成立するものです。
その背景には、
・“設計と施工の分離”という建築の仕組み
・オンライン環境の整備
などで、役割の分担がより明確になったことが大きな要因です。

距離よりも、
思想の一致・設計の解像度の方が、
建物の完成度や暮らしやすさを左右します。
家づくりは、
暮らしの視点、価値観・感性が重なった時に、
良い結果が生まれるもの。
遠方という条件は、大きな障害ではありません。
むしろ、選択肢が拡げることは、
家づくりの自由度を高めることでもあるのです。

距離に縛られず、
自分たちらしい価値観で家づくりをしたい方へ。
Tabiは、暮らしの粒度から設計を考えます。
日々の動作
収納の癖
光の取り込み方
風や視線の抜け方
暮らしを“整え”、
人生をより良くデザインする。
遠方でも、この思想は変わりません。
それが私たち、Tabiの家づくりです。

初回のご相談・ご提案は無料です。
住まいづくりを検討されている方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
愛知県・名古屋市の設計事務所・建築家としての
考え方や取り組みは、こちらにまとめています。