マンションリノベーションについてのご質問

設計事務所Tabiのマンションリノベーションに関する、よくあるご質問をまとめました。
このページでは、中古マンションをフルリノベーションする際の考え方や、設計の進め方に関するQ&Aを掲載しています。

構造・設備・管理規約、コンパクトな床面積──
マンション特有の条件があるからこそ、Tabiの設計力が真価を発揮します

「狭さ」や「古さ」を、新たな価値へと刷新する。
それが、Tabiのリノベーションです。

マンションリノベーションをご検討の方は、ぜひご覧ください。

 

その他のQ&A(性能・費用・土地・流れなど)についてはこちらをご覧ください。
▶ Q&A一覧ページ

 

 

Q1.マンションのリノベーションも、Tabiに依頼できますか?

Answer.
はい、可能です。
中古マンションのフルリノベーションも、これまで数多く手がけてきました。

マンション特有の構造や設備、管理規約、限られた床面積といった制約を丁寧に読み解き、
Tabiならではの、シンプルで心地よい空間をご提案します。

戸建住宅と同様に、間取り・素材・家具・照明まで一貫して設計監理を行います。
どうぞ安心してご相談ください。

 

 

Q2.マンションリノベーションには、どんな魅力がありますか?

Answer.
立地の良さ。
そして、自分たちの理想の暮らしに合わせた空間を、合理的に実現できること。

これが、マンションリノベーションの最大の魅力です。

新築では手が届きにくい駅近などの希望エリアでも、比較的手頃な価格で物件を取得でき、間取りや内装はゼロから自由に設計できます。

外観や共用部はすでに整っていることが多く、室内空間に集中してコストをかけられるのも大きな特徴です。

ただし、マンションには構造や管理規約といった制限も多く、クオリティ高く仕上げるには、設計の力が不可欠です。

Tabiでは、そうした制約を丁寧に読み解きながら、面積以上の広がりと、心地よさを感じられる空間をご提案しています。

 

 

Q3.戸建てとマンションで迷っています。迷っている段階で相談しても大丈夫ですか?

Answer.
もちろん、大丈夫です。
迷っている段階でこそ、一度ご相談いただくことをおすすめしています。

戸建てとマンションでは、費用の考え方・立地条件・設計の自由度・暮らし方など、それぞれに違いがあります。
どちらが自分たちに合っているかを見極めるには、「どんな暮らしをしたいか」を整理するプロセスがとても重要です。

Tabiでは、両者の違いを設計の立場から冷静に整理し、判断のヒントになる情報をしっかりお伝えしています。
まだ方向性が決まっていなくても、「考えるきっかけ」として、どうぞ、お気軽にご相談ください。

 

 

Q4.まだ物件を購入していませんが、購入前のご相談や同行もお願いできますか?

Answer.
はい、可能です。
Tabiでは、設計の一環として、物件探しや購入前のご相談・内見同行も無料で対応しています。

マンションには、構造や配管、管理規約などの制約があるため、購入前に「本当に設計の自由度があるかどうか」を見極めることが重要です。

あとから「希望の間取りが実現できなかった」と後悔しないよう、設計者の視点で客観的にチェックしながら、無理のない物件選びをサポートします。

気になる物件がある段階でも、まだ探し始めたばかりでも構いません。
購入を急ぐ前に、まずは一度、お気軽にご相談いただければと思います。

 

 

Q5.マンションリノベーション特有の難しさを教えてください。

Answer.
一番の難しさは、自由に計画できそうでも、実際には多くの制約があることです。

構造体の壁や梁、配管ルート、天井高、窓の位置などは動かせないことが多く、管理規約によって仕上げ材も制限されます。さらに、面積も限られているケースがほとんどです。

このような条件を無視してプランを進めると、「思ったより何もできなかった」「理想の間取りにできなかった」といった事態になりかねません。

実は、マンションリノベーションこそ、設計力が求められる分野です。
設計力がなければ、制約がそのまま“障害”となり、デメリットばかりが目立つ空間になってしまいます。

Tabiでは、文脈を丁寧に読み解き、設計によって魅力に変換することで、美しく整った空間をご提案します。

 

 

Q6.スケルトンリノベーションは必須ですか?どの程度まで解体する設計をすることが多いですか?

Answer.
スケルトン(=内装をすべて解体して骨組み状態にする)にするかどうかは、物件の状態やご要望によって判断しています。必ずしも全てを壊す必要はありません。

しかしながら、断熱・配管・電気・間取り・動線などを新築同様に整えるには、ある程度の解体が必要になるケースが多いのも事実です。
目に見えない部分の性能を高めたい場合や、暮らしを根本から設計し直したい場合は、スケルトンでの計画が適しています。

Tabiでは、“壊すこと”を目的にするのではなく、既存建物を最大限に活かしながら、「必要な範囲まで解体する」という考え方を大切にしています。

構造や予算、ご要望とのバランスをふまえ、無理のない最適な計画をご提案します。

 

 

Q7.築年数の古いマンションでも、リノベーションは可能ですか?

Answer.
はい、可能です。
築年数が古くても、構造に問題がなく、管理状態が良ければ、リノベーションで快適な住まいに刷新することができます。

古いマンションでは、断熱・配管・遮音・収納・動線といった基本性能に課題があることが多いため、表面的なデザインだけでなく、基本性能を丹念に整えることが重要です。

Tabiでは、既存の状態を丁寧に調査・確認した上で、必要な性能向上や空間改善を前提にプランを立てていきます。

築年数が古いマンションでも、次のような改善は可能です。

・断熱材の追加や内窓設置による「冬の寒さ・夏の暑さ」の改善
・配管更新やルート変更による「老朽化リスク」の解消
・間取りや動線の再編による「暮らしやすさ」の向上
・素材・照明・収納の見直しによる「空間の印象と機能」の刷新

「古いからダメ」ではなく、「どこを整えれば快適になるか」を見極めることが、設計の役割です。
築年数だけで判断せず、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

Q8.中古マンションでもリノベーションで、断熱性や遮音性を高められますか?

Answer.
マンションには、構造や管理規約によって、手を加えられる範囲に制限があります。
それでも、設計の工夫によって断熱性や遮音性を改善することは十分に可能です。

たとえば断熱性能については、壁・床・天井への断熱材の追加や内窓の設置によって、冬の寒さ・夏の暑さを和らげることができます。
遮音性に関しても、遮音等級に配慮した床材の採用や、二重天井、吸音性のある仕上げ材の選定などにより、上下階や隣戸との音のストレスを軽減できます。

ただし、どこまで手を加えられるかは、マンションごとに異なります。
そのためTabiでは、設計前に現地調査と規約確認を行い、可能な範囲を正確に見極めた上で、最適な改善方法をご提案しています。

見た目だけでなく、温熱や音といった「暮らしの質」にまで配慮した設計を行うこと。
それが、私たちが大切にしているマンションリノベーションの姿勢です。

 

 

Q9.マンション空間でも、家事動線や収納計画は丁寧に設計してもらえますか?

Answer.
はい、もちろんです。
マンションのように限られた面積では、動線や収納の設計が、暮らしやすさを大きく左右します。

Tabiでは、単におしゃれな内装を整えるのではなく、実際の暮らしを具体的に想定しながら、空間を丁寧に設計していきます。

家事動線では、洗濯・干す・しまう・着替えるといった流れが無駄なくつながるように配置を整理し、
収納についても、持ち物の量や使う頻度をふまえ、適切な場所・サイズ・形状で、すっきりと計画しています。

無駄のない「機能美」のデザインを大切にするTabiだからこそ、マンションでも“動きやすく整った暮らし”を実現できると考えています。

 

 

Q10.マンションリノベーションでも、Tabiらしいデザインは実現できますか?

Answer.
はい、マンションリノベーションでも、Tabiの設計デザインの特徴や美意識を大切にしています。

構造や管理規約など、マンション特有の制約がある中でも、
自然素材・造作家具・照明・収納までを一貫して設計し、新築と同等のクオリティで空間をつくり上げます。

私たちが大切にしているのは、北欧建築や日本の住文化に通じる「機能美」という考え方。
限られた面積の中でも、無駄のない、素直なかたちで暮らしに寄り添う空間を描きます。

シンプルで、温かみのある、心やすらぐ空間。

「ただリフォームする」のではなく、
“Tabiらしい暮らしの美学”を、既存の器にそっと宿らせること
それが、私たちのマンションリノベーションです。 

 

 

Q11.マンションでも、開放感やゆとりのある空間はつくれますか?

Answer.
はい、可能です。
マンションの限られた面積であっても、設計次第で開放感やゆとりのある空間は実現できます。

鍵になるのは、数ミリ単位まで丁寧に検討された設計。
動線や天井の高さ、壁の取り合い、光の入り方、視線の抜けなど、
細部を徹底的に整えることで、数字以上の広がりと心地よさを感じられる空間が生まれます。

無駄をそぎ落とし、代わりに「余白」と「ゆとり」を与える。
それが、Tabiがマンションリノベーションでも大切にしている考え方です。

 

 

Q12.設計から工事まで、どれくらいの期間がかかりますか?

Answer.
マンションリノベーションでは、設計からお引き渡しまでにおよそ半年が目安となります。

内訳としては、下記のようなスケジュール感です。

1.ヒアリング・プラン提案・設計確定まで:約2~3ヶ月
2.施工会社の見積・契約・着工準備まで:約1ヶ月
3.実際の工事期間:約3ヶ月

その他のリノベーション会社に比べて、設計も施工も一つひとつ丁寧に仕上げていくため、全体のスケジュールにはややゆとりをいただいています。

また、スケルトン解体の有無や間取り変更の規模、マンション自体の構造や管理状況によっても、工程は多少変動します。

Tabiでは、最初のご相談時から全体の流れを丁寧にご説明し、無理のないスケジュールで進めていくことを大切にしています。

「いつから住めるか」「仮住まいは必要か」といったご不安も含めて、はじめから一緒に整理しながら進めていきますので、どうぞご安心ください。

 

 

Q13. リノベーション全体の費用感と、その内訳について教えてください。設計監理料も含まれますか?

Answer.
マンションリノベーションの費用は、物件の状態や規模、希望するグレードによって大きく異なり、1,000万円〜2,000万円代とレンジは幅広いです(部分リノベーションも入れると、さらに、レンジは広がります)。

費用の主な内訳は以下の通りです。

・解体・下地工事費
・断熱・配管・電気・設備工事
・造作家具や内装仕上げ
・設計監理料(11%程度)

Tabiでは、デザイン性と機能性の両立にこだわりながら、コストの使い方も丁寧に設計します。
「予算内で、どこまで理想を形にできるか」「何を優先すべきか」──その検討こそが、家づくりの出発点です。

単に金額を提示するのではなく、何に・なぜ費用がかかるのかを、項目ごとに具体的にご説明いたします。

私たちは、“予算に合わせた工事”ではなく、納得して進められる計画づくりにこそ価値があると考えています。
誠実に、ていねいに、一緒に向き合っていきます。

 

 

Q14.設計事務所に依頼することのメリットは、どのような点ですか?

Answer.
設計事務所に依頼する最大の価値は、
限られた条件の中でも、空間の完成度と満足度を最大化できる点にあります。

私たち建築家は、素材・寸法・構成・光の入り方など、全体を一気通貫で捉え、
「どこにコストをかけ、どこを抑えるか」を見極めながら、戦略的に設計していきます。

特にマンションリノベーションでは、構造の制限や管理規約、配管や開口部の位置、そして限られた床面積など、
自由に見えて、実は多くの制約が存在します。
その中で、無理なく整った空間を成立させるには、高度な設計力が欠かせません。

たしかに設計監理料は必要です。
しかし、その費用で、無駄な工事や過剰な設備投資を避けられ、
結果としてトータルコストを抑えつつ、本当に意味のある空間づくりが可能です。

構造・機能・美しさ・コスト──
すべてが自然に調和し、ひとつの住まいとして昇華されていくプロセス。
それが、建築家とつくるリノベーションです。

 

 

Q15.マンションリノベーションにおいて、Tabiだからこそ実現できることはありますか?

Answer.
はい。
Tabiには、一般的なリノベーション会社や工務店とは一線を画す、設計事務所ならではの強みがあります。

私たちが掲げる設計思想は、
Less is More. ― 「意味を最適化し、価値を最大化する」こと。

数多くの設計事務所の中でも、Tabiは、
“暮らしの本質”を丁寧に見極め、空間の完成度を最大化することに特化した設計事務所です。

とりわけ、限られた面積や多くの制約を伴うマンションリノベーションにおいては、
この設計力がより鮮明に、そして力強く発揮されます。

構造・設備・規約といった動かせない前提条件の中で、
どうすれば、数字以上の広がり、美しさ、暮らしに根ざした心地よさが生まれるか。

そして、どうすれば、理想の暮らしの器を実現できるか。

── それを考え抜くのが、Tabiの仕事です。

設計とは、「制限の中にこそ、可能性を見出す技術」
マンションというフィールドは、私たちの設計思想が最も力を発揮できる場所のひとつです。

 

 

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