新築で注文住宅・家づくりをはじめるにあたって、車をどのように駐車するか頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
そのような方におすすめしたい方法が「オープンガレージ」です。
そこで今回は、オープンガレージとは何か?その特徴やデメリットを解説します。
施工事例も紹介しますので、ぜひ、最後まで読んで参考にしてみてください。

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オープンガレージとは?特徴について。
オープンガレージとは、屋根のかかる半屋外空間をつくり、その空間を利用したガレージのことです。
オープンガレージは、ビルトインガレージと違い、シャッターなどはありません。
壁がある場合もありますが、柱と屋根だけで構成されることもあります。

オープンガレージのメリット
オープンガレージのメリットは、次の5点です。
1.雨や雪から車を守る。
2.雨や雪から人も守る。
3.建物と統一感のあるデザインの駐車スペースになる。
4.トータルでバランスが良い。
5.駐車スペース以外としての利用も可能。
それぞれ詳しく解説します。

1.雨や雪から車を守る。
オープンガレージの1つ目のメリットは「雨や雪から車を守る」という点です。
屋根の下に車を駐車できることで、雨による汚れを軽減し、冬場のフロントガラスの凍結を予防することが可能です。特に、多雪地域では、車の雪下ろし、雪かきの手間がぐっと減ります。

2.雨や雪から人も守る。
オープンガレージの2つ目のメリットは「雨や雪から人も守る」という点です。
オープンガレージの屋根を玄関から連続させてつなげれば、家から出て車に乗り込むまで、雨や雪の日でも濡れることはありません。
基本的には、玄関までの動線は短くなり、それも相まって、車の乗り降りや荷物の出し入れが楽になります。

3.建物と統一感のあるデザインの駐車スペースになる。
オープンガレージの3つ目のメリットは「建物と統一感のあるデザインの駐車スペースになる。」という点です。
カーポートは既製品で、デザインに優れないものが多いです。
それに対して、オープンガレージであれば、家の外観を損ねることなく、建物と統一感のあるデザインの駐車スペースをつくることができます。
駐車スペースは基本的に家の正面にくることが多いですよね。
デザインにこだわるのであれば、駐車スペースにまでこだわる方が逆にもったいなくないと言えます。

4.比較的、安価で、頑丈。
オープンガレージの4つ目のメリットは「トータルでバランスが良い。」という点です。
・独立ガレージよりも省スペースでの施工が可能で、敷地面積を有効活用できる。
・シャッターが付いた本格的なビルトインガレージよりも安価。
・カーポートよりも頑丈。
というように性能面を評価すれば、 総合的にバランスが良いのは、オープンガレージだと言えます。

5.駐車スペース以外としての利用も可能。
オープンガレージの5つ目のメリットは「駐車スペース以外としての利用も可能」という点です。
屋根のかかった駐車できるほどの大きな面積のスペースは、多くの目的で活用できます。
例えば、屋根に照明をつけたり、壁にコンセントを設置すれば、DIYや車のカスタマイズなど趣味の空間に活用することもできます。
時には、BBQスペース、家族の憩いの場としての活用もできることでしょう。

オープンガレージのデメリット
続いて、オープンガレージのデメリットを解説します。
オープンガレージのデメリットは次の2つです。
1.利便性・防犯性では、シャッター付きのビルトインガレージに軍配があがる。
2.費用面では、カーポートに軍配があがる。
それぞれ詳しく解説します。

1.利便性・防犯性では、シャッター付きのビルトインガレージに軍配があがる。
オープンガレージの1つ目のデメリットは「利便性・防犯性では、シャッター付きのビルトインガレージに軍配があがる。」という点です。
オープンガレージの場合には、シャッターがないため、車を含め、中に収納する物に対しての防犯性は高くありません。
また、ビルトインガレージの場合の方が間取りの自由度も高く、利便性が高くなります。
セキュリティ面・利便性など、総じて、シャッター付きのビルトインガレージの方が優位だと言えます。

2.費用面では、カーポートに軍配があがる。
オープンガレージの2つ目のデメリットは「費用面では、カーポートに軍配があがる。」という点です。
費用面だけを考えれば、職人さんの手仕事でつくるオープンガレージよりも、既製品のカーポートの方がお値打ちだと言えます。
けれども、一般的には、2台用程度であれば、何百万円変わるわけではありません。

まとめ
今回は、オープンガレージとは何か?その特徴やデメリットを解説し、施工事例も紹介しました。
オープンガレージの特徴や魅力、注意点などを理解できたのではないでしょうか?
せっかく大きな費用を家づくりをするのであれば、住まいの正面には、既製品のカーポートではなく、利便性に優れた機能性・デザイン性をもったオープンガレージ、あるいはビルトインガレージを採用したいところですよね。

けれども、魅力的なオープンガレージや駐車スペースを設計する際、本当に大切になるのは、設計力・アイデア・提案力です。住まい手だけでは難しく、設計士・建築家ならではのものでしょう。
しかしながら、設計事務所に依頼すると、どうしても「費用」も高くなると考える方も多いと思います。けれども、建築家・設計事務所によっては、そのようなことはありません。
実は、「設計力」も「コストパフォーマンス」もどちらも優先し、高いクオリティを実現出来るのが「建築家のいる設計事務所」との家づくりです。ぜひ、一度は相談に行ってみましょう。
こちら↓の記事で詳しく解説していますので、ぜひ、参考にしてみて下さい。
【建築家・設計事務所が最もコストパフォーマンスに優れる!?設計料など費用面を徹底解説!】

私たちの設計事務所では、ご相談・間取りなどの提案は無料です。もちろん、土地探しからのご相談も歓迎です。
施工をしない・建築家の家づくりは、工務店・ハウスメーカーなどとは大きく違います。
少しでも家づくりにこだわりたい気持ちがあり、建売などではなく注文住宅を採用されるのであれば、まずは建築家に相談してみること、それから色々と考えるのがおすすめです。
その際、私たちのような、機能・デザイン・コストなど全方位でバランスの良い住まいを目指す建築家であれば、より相談できることは多いことでしょう。
建築家の仕事に距離は関係ありません。私も全国から依頼を承っております。
遠方の方でも距離を気にせずに、建築のことであれば何でもお気軽にお問い合わせ頂けると幸いです。

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